2026年4~5月 良かった曲

2026年4~5月の個人的によかった曲です。アーティスト名・作家名など敬称略。

UNISON SQUARE GARDEN、鈴木貴雄脱退&活動休止でショックです。

シュガー・ラッシュ / sabio & 眠眠猫daニャン

作詞・作曲・編曲:sabio/高村風太、眠眠猫daニャン/西山晃世  Vo:あよん、うに茶  Egt:小林ファンキ風格  Agt,Ebs:眠眠猫daニャン/西山晃世  Programming,Sound Produce:sabio/高村風太  Mastering Engineer:近藤圭司(SIGN SOUND)

「カワイイ×カッティング」をテーマにしたコンピレーションアルバムcut(e)の第三弾、「cut(e) vol.3」から。今回も名曲揃い。カワイイ曲大好き、カッティングも大好きなおれたち…。

作詞作編曲はsabio(高村風太)と眠眠猫daニャン(西山晃世)。sabio曲、いつも強くって「風、光る。」もめちゃ良かった。西山晃世はこの曲で初めて知ったんですが、ソロ曲も良かった。「CUL!」が結構好み。西山晃世も元ぷらそにかメンバーなんですね。小玉ひかりや元松美紅とかもそうだけど、ぷらそにかから出た人ってまっすぐなポップスを出していて、うれしい。

サビ「You've got a chance, just dance」「単純なことばかりを」で、拍に合わせて全パートがリズムをパキッと合わせるの気持ちいい〜。カッティングがごきげんなフレーズを鳴らしてるのにこういうキメでキッチリ合うメリハリある曲本当に好き。バンアパみたいな気持ちよさがありつつも、カワイイ要素も抑えてる。良い曲。

Aメロ終わりの Csus4 C も好き。

スーパーマリオワールドでヨッシーに乗る時みたいなSEが聴こえて、これが何の素材なのかめちゃくちゃ気になります。

LAST-1(feat. 星宮とと) / ハヤシベトモノリ (Plus-Tech Squeeze Box)

Music: ハヤシベトモノリ  Vocal: 星宮とと

MOTTO MUSICの新しいフルアルバム「Note.」から。11枚目らしいです。もうそんなに。

ハヤシベトモノリ×星宮ととの組み合わせ、絶対に合うけど確かにこれまでなかった。星宮ととはこれまでもMOTTO MUSICに参加してたけど、ハヤシベトモノリはたぶんはじめて?最近名前を見かけるときって生音よりのアレンジが多かった印象があるんですけど、ハヤシベトモノリ節のシンセのフレーズが好きなのでこういう曲うれしい。

日本語と英語が混ざった歌詞の独特のリズムが気持ち良い。「ハートブレイクをスキャンしたら甘い味 Tied my laces in every color」なんて、甘い味とTiedを一息に歌っていて、日本語の語感から英語の語感へいつの間にか切り替わるから、不思議な感覚になる。世界が終わる瞬間のアンドロイドの曲とのことで、そう思うと言語が何の予兆もなく切り替わるのも、それっぽい。

Mellow Mellow Mellow / 丹下風

作詞・作曲:丹下風

丹下風・柑田夏芽・葉山結の3人からなる音楽ユニットnewfnの1st EP「にゅ〜ふぁん」から。気合の入ったティザー動画と、めちゃくちゃ良い音楽とともに急に現れた。

渋谷系、邦ロック、アニソン、クラブミュージック、ゲーム音楽、エレクトロニカ――さまざまなポップミュージックを横断しながら生まれた、その名も“さくら系"。

好きな音楽ジャンルたちを横断して生まれた”さくら系”、良いにきまってる…

EPのどの曲もめちゃ良いんですが、特に「Mellow Mellow Mellow」が特に好みで。爽やかで気持ちいいギターとか、かためのピアノとか、音が良くてうれしい。どう良いのか伝えるのがむずかしい。渋谷系とか、好きな音楽ジャンルの近い人が好みを詰め込んだ曲を作っていて、好みが近い自分もその曲が好き、みたいなうれしさが詰まってる。みんな聴いた方がいいですよ

春M3でEPをリリースしていたんですが、CDをポーチに入れて売っていて良い。サブスクで音楽を好きに聴ける今、物理メディアとかそのパッケージに対するがんばりってこだわりを感じていいですよね。Pollaidとか、現実みろとか、記憶に残るし。

mosi mosi? / 楽音

作詞・作曲:向田民子 レコーディング・ミキシング:NNZN

最近ショート動画でめちゃ使われてる曲。モデルやインフルエンサーとして活動する楽音の初オリジナル曲。この曲で初めて楽音を知ったんですが、ユニクロのCMに出てたらしいです。それを知ると「***QLO ダウンじゃ 宇宙は is it cold?」という歌詞が粋だなと思う。

作詞作曲は向田民子。昨年知ってからめちゃ聴いてます。2月にリリースされた「パレット」も良かったです。そしてミキシングエンジニアNNZN。好きな曲のエンジニアみた時のNNZN率の高さがすごい。どこにでもいる。いつもありがとう。

向田民子の曲って本当にメロディが超キャッチーで耳に残るし、コード進行もシンプルだけど気持ち良い外しがあって、本当に良い。サビがIIm V IIIm VIで、VImじゃなくてVIなのが、交信先の宇宙を思わせる絶妙な浮遊感を出してる。

歌詞も良くって…。「電波電波の怪電波」「けんぱけんぱで1000メーター」と母音を揃えてリズムがいいのはもちろん。ラスサビで「電波電波赤い電波」になるのもすごい、ほとんど同じ音なのに赤い糸に掛かってイメージがすごい変わってる。

2026年3月 良かった曲

2026年3月の個人的によかった曲です。アーティスト名・作家名など敬称略。

わいわい概論 / MC Taniguchi

written, produced, and mixed by MC Taniguchi

MC Taniguchiの新曲。いつも通りユニークな言葉遊びラップが最高。最近のネタが良く入っているので新曲が出たらすぐ聞きたくなる。旬なうちに…

元ネタを必ずしもリリックに取り入れないのが面白いところで、繰り返し聴いてようやく気づく部分もあって聴きごたえがある。語呂の良さだけじゃなくてギミック的にも何度も聴きたくなるのが良い。

「テラバイト単位の大容量脳細胞考え中」を「倍の倍のfight 倍々fight by CANDY TUNE」と同じリズムにしていて、明らかにオマージュなのに曲中では直接言及しない(MVにはそれらしい似顔絵が出てくる)のが奥ゆかしい

Junk Pop / ผ้าอ้อม99999

Produced by ผ้าอ้อม99999  Lyric : カプリチョザ (ผ้าอ้อม99999)  Song : アブラ (ผ้าอ้อม99999)  Mixed & Mastered :The Anticipation Illicit Tsuboi (KHORDLINE inc.)

MC Taniguchiを聞いていたらおすすめに出てきて知ったのが ผ้าอ้อม99999 (パーオームキュウキュウキュウキュウキュウ)。4人組バンドらしいです。ベースが2人いる。

「Junk Pop」は今月リリースされたアルバムの表題曲。アルバム曲の中でも歌メロらしいラインがはっきりしてる。序盤から「収容違反」「ビジュいいじゃん」「MIZYU RIN カノン進行」ってTwitterみたいなワードチョイスで韻を踏んでくれてうれしい。同じ文化を摂取してる。それでもって激しめのトラックで、絶妙なバランスがかっこいい。

リアルタイム演奏にこだわりがあるらしく、閃光ライオットやサマソニに出てたらしい。これを生でやるのすごい。ライブ見てみたいな。

千鳥 / ヨルシカ

Vocal:suis  Guitar:n-buna、下鶴光康  Bass:キタニタツヤ  Drums:Masack  Piano:平畑徹也  Trumpet:織田祐亮、寺久保伶矢  Sax:MELRAW  Tromborne:前田大輔  Other Instruments:n-buna  Arranged and Produced by n-buna  Horn Arranged by 前田大輔  Sound Director:近藤康行(SEED SEEKERS)  Recording and Mixing Engineer:松橋秀幸  Recording Studio:Aobadai Studio, ABS RECORDING  Mix Studio:マツスタ.

ヨルシカの5thアルバム「二人称」から。22曲入ってて1時間22分。最近のアルバムってもっと曲数少なくて1時間切りがちな印象があるんですけど、逆を行ってる。本屋に大きいパッケージがあるな、と思ったらオリジナルの書簡型小説の連動した作品らしい。これだけアーティスト性をめちゃくちゃ出していながらタイアップ8曲入ってますからね。強い。

「千鳥」、楽器が良い〜。カッティングギターがずっと気持ちいいし、サビでご機嫌なホーンが入るのも晴れ晴れとしてて最高。2Aのスラップベースもかっこいい。キタニタツヤ、ベースもうまい。

AメロがIIm IIIm VImのループで、Bメロでもメジャーコードらしい響きがあまり聞こえなくて、サビで満を持して登場するIV V。あまりにも晴れやかでうれしい。

温度と一部 / エルスウェア紀行

Lyrics, Vocal:安納想(Elsewherekikou)  Music, Arrangement, programming, Acoustic guitar, Drums:トヨシ(Elsewherekikou)  Pf & Strings Arrangement : sugarbeans  Bass : Manabu Chigasaki  Electric Guitar : qurosawa  Violin : Mio, Shu Iyoku  Viola : Mikiyo Kikuchi  Cello : Ayano Kasahara  Rec & Mix : Shojiro Watanabe  Mastering : Tsubasa Yamazaki

エルスウェア紀行、ついにトイズからメジャーデビュー。5年くらい前に出たセルフタイトルのアルバムから聴いているので古参ヅラしています。

先月シングル「のびやかに地獄へ」を出して、今月1st EP「ghost walk e.p.」をリリース。そのリード曲が「温度と一部」。エルスウェア紀行、暗さの中にある明るさみたいな、深夜に聴くラジオみたいな、不思議な心地よさのある曲をずっと出してて最高。

イントロからABメロは6/8拍子なんだけど、サビは4/4で歌が3連?ぽいリズムを刻むので不思議なおもしろさがある。そんなサビの歌詞が「跳ねるように座る一部を撫でる」のように、3音ごとに文節がくるのが語感よくて気持ちいい。

EP、どの曲も良かったから聴いた方がいいです

2026年2月 良かった曲

2026年2月の個人的によかった曲です。アーティスト名・作家名など敬称略。

「超かぐや姫!」の曲を入れるか迷って、やめました。ネタバレしちゃうので。アニメも音楽もめちゃ良かったです。

カイカ / NOMELON NOLEMON

作詞・作曲:ツミキ

NOMELON NOLEMONの3rdアルバム「EYE」より。去年EPとして「HALO」を出してたけど、フルアルバムは2年半ぶり。その間、るろ剣EDをやり、「もうどうにかなっちゃいそう」を音MADでめちゃ使われ、ガンダムGQuuuuuuXタイアップがあり…。これらの曲が詰まったアルバムで強い。

BPM90ちょいのゆったりしたテンポの気持ち良さがすごい。イントロのスネアと細かいギターに心をつかまれて、そのまま…。1番だけで終わるし、アウトロの上昇するギターの盛り上げがすごい。そこから「ミッドナイト・リフレクション」が来るのでとんでもない。「カイカ」、良い曲だしこのアルバムの1曲目としてもめちゃ良いです。アルバムをループで聴いたときの「I THINK」からの「カイカ」も良いです。

NOMELON NOLEMONのwiki見たらサポートメンバーのキーボードにShogo Nomuraって書いてあってびっくりしました。Shogo Nomuraってライブサポートやるんだ。なんならBNSI時代にやってて驚きです。

Everyday / Bialystocks

作詞:甫木元空、菊池剛  作曲:菊池剛

ドラマ「ラムネモンキー」主題歌。TwitterのTLに流れてきて知りました。最近あんまりTL見なくなっちゃったし、曲もあんまり貼らなくなったけどたまに見ると良い曲が見つかるのでやったほうが良いな…と思いました。いつも良い曲を貼ってくれている人たち、ありがとう。

順番に下がっていくのとか、Bメロのクオリティチェンジとか、気持ち良いコード進行のうれしポイントが多い。楽器がほぼピアノとストリングスだけなので、伸びのあるボーカルと響きの良さに浸れる。うれし~。

今月はけっこうBialystocksを聴いてました。「聞かせて」「Upon you」が特によかった。

CONNECT:COMMUNE / FLAVOR FOLEY feat. Hatsune Miku

Music & lyrics by FLAVOR FOLEY

JamieP、Vane Lily、ricedeityの3人によるアメリカの音楽サークルFLAVOR FOLEYが出がけた、HATSUNE MIKU EXPO 2026 North Americaのオフィシャルテーマソング。

ボカコレ冬「Static」のyuigot remix (←めちゃ良かったです)でFLAVOR FOLEYを知り、調べたらこの曲を出したばかりだった。「BUTCHER VANITY」なんてテンミリオン行ってるのに知りませんでした…。

「CONNECT:COMMUNE」めちゃ良い曲。FLAVOR FOLEYの曲は知ってからいくつか聴いたんですが、この曲は特に日本のボカロっぽいというか、日本のボカロからの影響を感じて、すごくなじみやすい。

英詩なので、あんまり意味を取れている自信はないんですけど、それでもサビ終わりの「Across the intersection / We open our connection / Resound with all affection / Beyond expression」は良い歌詞だなと思います。MIKU EXPOのテーマソングとしてもそうだし、アメリカの音楽サークルがボカロにこの歌詞を歌わせているのがすごく胸アツです。

また、繰り返す。 / Mylta feat. Letsu, ねんね

VOLTA、Mylta、icesawder、Dairou Tanaka、nagqra、Letsuによるクリエイティブチーム、RewindFlashの1stアルバム「Rewind Memory」から。

おしゃれなストリングス・エレピ、ボーカルとすごい電子音が絶妙なバランスで共存していて脳がバグります。これはなんというジャンルですか?わからないけど、とにかくすごい。すごいしか言えないんですけど、すごいんですよ、みんな聴いて~

Myltaって最近どこかで見た名前だな~と思ったら、「もう一度またねと言わせてよ」の人でした。この曲もすごい。SPD GAR 004にも出してた。

「Rewind Memory」の他の曲だと「DOPAMINE!!! - Album ver.」も好みだった。

2026年1月 良かった曲

2026年1月の個人的によかった曲です。アーティスト名・作家名など敬称略。

キラーキューン☆ / 泉こなた (CV.平野 綾) , 柊つかさ (CV.福原香織), 柊かがみ (CV.加藤英美里), 高良みゆき (CV.遠藤 綾)

作詞:宮嶋淳子  作曲:大熊淳生  編曲:広川恵一(MONACA)

オリジナル:『ラブライブ!スーパースター!!』Liella!

ラブライブ!シリーズ15周年記念トリビュートアルバム収録曲。Liella!の「キラーキューン☆」をらき☆すたの4人がカバー。「もってけ!セーラーふく」みたいなスラップフレーズが印象的な原曲だし、解釈が合いすぎる。

イントロや間奏のセリフでわちゃわちゃするところとか、「今日の私たちめちゃ変だだだだ」とか、もってけを明らかに意識したアレンジでうれしい。令和に甦った感じがあります。

編曲は広川恵一。「もってけ!セーラーふく」を作曲した神前暁の弟子がここで登場するのもドラマチック。落ちサビのwaterdropとgun cockが良い。うまく言語化できないけど広川センサーが働きました。

ラブライブ!トリビュート、他だと「フォーチューンムービー」のしぐれういカバーが好みのアレンジで良かったです。深~~~いリバーブが好きなので。

リコンティニュー / レトロリロン

作詞・作曲:涼音  編曲:レトロリロン

レトロリロンの1st フルアルバム「コレクションアローン」から。1月28日リリースのアルバムですが、この曲は先行配信されていたので先にめちゃ聴いてました。このアルバム、8曲で40分未満という潔さですごい。1曲1曲が強い。

「『今すぐ嫌なら逃げ出して!』ときめかないのならそこはホントの居場所じゃない」なんて良い歌詞なんだ…。これがキャッチーなメロディーに乗って聞こえてくる嬉しさ。

レトロリロンめちゃ良いです。去年「ラストハンチ」がいろんなところでかかっていたので良い曲だな〜と思いつつあまりdigってなかったんですが、蔦屋好位置が関ジャムで紹介していたのを見て改めて聞いたらめちゃ良い。メロも歌詞も良いですよ。

4人編成でVo.&A.Gt.、Ba.、Key.、Dr.なのも珍しい。よくあるロックバンドだとギターが持つような帯域をキーボードが担ってて、よりポップかつオシャレな雰囲気になってるし、歌詞の雰囲気に合ってる。

ピュア feat.橋本絵莉子 / PAS TASTA

作詞・作曲・編曲:PAS TASTA

PAS TASTAがアニメのエンディングをやると聴いて、どんな雰囲気の曲を出すんだろうと思っていたら、ものすごくキャッチーでポップでまっすぐでピュアな曲をお出しされて、やられました。

地力。地力の強さが出ている。PAS TASTAやメンバーそれぞれの活動ってかなりユニークというか、面白い要素が散見されつつも良さがしっかり感じられて、良いバランス感だなと思っているんですが結局地力があるうえでやっているんだというのを痛感します。

ピュア、本当にまっすぐで良い曲。強いメロ、ストリングス、サビからイーブンで叩かれるドラム、そこに乗った橋本絵莉子の声…。ため息が出るくらい良い~

「言葉で透き通ったり縮む幻」というフレーズもかなりグッとくる。

フィードバック・ループ / ピューパ!!

作詞・作曲:nakachi

ピューパ!!の新曲。今月メンバーが増えて5人になり、新体制になったらしい。この曲はその前の、3人体制の最後の曲。

フレーズの繰り返しが印象的でタイトルに即している。キックに合わせて鳴るベースも気持ちいい。最近のアイドル曲って、(本当に流行っているやつしかチェックできていないので実際は違うかもなんですけど、)かわいい系できゅるきゅるした曲が多くって、それももちろん良いんですけどこういうダンスミュージック寄りなのもめちゃ良い。

ピューパ!!が新曲を出すたびにspotifyのおすすめに流れてくるんですが、ずっとエレクトロ系の音楽をベースに活動していてすごい。初めて知ったのは「It's too late」で、エハラミオリの音楽をdigっていたとき。それからもう5年以上経ってるんですけど、まだ音楽が続いていてありがとうの気持ち。メンバーはもうたぶん入れ替わっているんですけど、それでもグループとしては続いていて、イズムが継承されているのが面白い。

改めて公式HPを見てみたらこんなことが書いてありました。

音楽性は1990〜2000年代J-POPとthe band apartやAmerican FootballなどのバンドサウンドPerfumePorter Robinsonといった電子音楽から影響を受け、様々な楽曲を熱量高くリリースし続けている。

良いよね~

2025年12月 良かった曲

2025年12月の個人的によかった曲です。アーティスト名・作家名など敬称略。

Shape the Future / 町田ちま

歌唱:町田ちま(にじさんじ) 作詞・作曲:田淵智也 編曲:堀江晶太 音楽プロデューサー:山内真治(アニプレックス)、須田 修伍(Live2D) 音楽ディレクター:安谷屋 光生(アニプレックス)、西田 圭稀(アニプレックス

Live2D 20周年記念プロジェクト「Shape the Future」のテーマ曲(日本語版)。Live2Dを初めて知ったのはにじさんじが台頭した7,8年前ですけど、20年もやってるんですね、すごい。プロジェクトのサイトを見ると英語版も後日公開されるようで、楽しみです。

作詞作曲田淵智也、編曲堀江晶太、歌唱町田ちま。最強の組み合わせ…。にじさんじメンバーが歌唱で田淵作曲のオリジナル曲はこれが初。Live2D 20周年曲のために集まった座組だと思うので、これが町田ちまへの書き下ろしと言って正確かと言えば自信はないですが、とにかくうれしい。ホロライブや個人勢には提供していたので、待望の一曲。にじさんじへの提供も多く田淵曲のアレンジも多く手がける堀江晶太が編曲してるのもかなり堅い。

頭サビでI V/VII VIm IIIm/Vからの4536のままAメロに突入したので思わずガッツポーズしてしまう。田淵智也は4536と1563を本当によく使うんですけど、本当に良いメロを乗せてくれるので助かります。4536って王道だから良いのではなくて、良いから王道なので、ね。

デネブとスピカ / 田淵智也

Re-Arrange & Guitar & Bass & Co-Vocal : 堀江晶太 Drums : ゆーまお

サブスクなし。

田淵智也生誕40周年記念のソロカバーアルバム「田淵智也」から。田淵智也ファンご褒美アルバム。

アルバムを通して田淵智也のがんばりを感じます。収録曲の中で田淵智也本人が作詞作曲した「デネブとスピカ」と「シュガーソングとビターステップ」は歌唱が特にハマってたし、「四月のカーテン」はめちゃくちゃ田淵の声に合ってた。「シュガーソングとビターステップ」で斎藤宏介がコーラスしてるの、ありえなさすぎて良いです。

中でも「デネブとスピカ」は、原曲が良いのはもはや言うまでも無く、原曲の作詞作曲者が歌って編曲者がリアレンジするってだけでおいしい。

原曲はボーカルが高かったり、ピアノがよく聴こえたりしてかなりキラキラした雰囲気でしたが、このカバーはキーが-9(+3?)でボーカルも低く、間奏のピアノがシンセに置き換わっていたりして、重心が低くなっててかっこいい。むしろ大人っぽさも増していて原曲とは違った趣き。

田淵智也が公に歌い始めたのってTHE KEBABSが最初だったと記憶してるんですけど、それ以来明らかに歌が上手くなっていてすごい。これからもたまには歌ってください。サイン会は落ちました…。

Drip / 岩見陸

作詞・作曲:岩見陸 Mix, Mastering:NNZN

ボカロPナナホシ管弦楽団が岩見陸名義で始動したセルフ歌唱プロジェクトの1stシングル。岩見陸名義は作曲時の名義でこれまでもよく見かけましたが、ついに歌唱でも。

岩見陸、いつもメロディがポップかつキャッチーで最高。この曲も例に漏れず良い。かわいい系もかっこいい系もポップにまとめるのすごい。

音数の少ないABメロからサビに入った途端、インストやコーラスがグッと増えて音が分厚くなるのがめちゃかっこいい。

2サビを最初に聴いたとき、「滴っても拭えない 嫌いな人」というネガティブなワードの直後、予想外にも単語としては真逆でありポジティブな「好きな…」が来て、どう文脈を通すんだろう、と思ったら「好きな色 全部一緒だった」で完全にやられました。綺麗。かっこいい歌詞だ。

スターサイン / Aooo

作詞・作曲:石野理子、すりぃ、やまもとひかる、ツミキ

Aoooの配信シングル。2026年6月3日にリリースされる2ndアルバムに収録されるそう。

メンバー全員が作詞作曲に参加。MVで各メンバーが映るパートをそれぞれ書いているみたい?

BPMが130台のミドルナンバー。130〜140くらいのテンポの曲の石野理子ボーカルが好みです。すこし翳のある雰囲気が出るのが良い。

スターサインのサビを初めて聴いたときに、なぜかすごく赤い公園のことを思い出して。サビはたぶん石野理子が書いてると思うんですけど、そこから赤い公園での活動の影響を感じられるというか、赤い公園とAoooそれぞれの活動がひとつの時系列に乗っている事実を改めて感じさせられて、痺れました。

「形を成して想いや温度が宿る重なるコードのような」という部分の歌詞とメロのハマり方が個人的にとても好み。

2025年11月 良かった曲

2025年11月のよかった曲です。先月末~今月にリリース(配信開始)された曲を中心に選んでいます。アーティスト名・作家名など敬称略。クレジットはわかる範囲で書きます。

散歩の邪魔 / いよわ

作詞・作曲:いよわ  歌:春日部つむぎ

いよわの無色透明祭参加曲。無色透明祭、かなり面白そうなんですが、これまでずっとちゃんとdigれていません…この曲もSpotifyで配信されているのを聴いて知ったくらい。

歌詞の内容もメロディもポップなんですけど、底抜けに明るいわけでなく、どこかに陰もあるというか、あくまで現実的な明るさを感じます。なんでだろう、コーラスの重ね方とか、コードとか、もしかしたらいよわの曲とわかっているからかもしれない。クレジットを伏せた状態でこの曲を聴けた人が羨ましいです。

韻が固めの歌詞で気持ちいい。サビは「邪魔」のaaで韻を踏むのがずっと心地良い。1ABの歌詞の区切りが全部oの音なのもあり、より変化がわかりやすく、サビの気持ちよがより高まっているような気がする。2番の「笑」と「疲」での踏み方は他で見たことなくて、かなりくらいました。発明。

春日部つむぎに掛けた「あなたが茅ヶ崎なら私は春日部だよ」とか、「いつまでも上手くなんない口笛聞いてよ」のあとにちょっと下手な口笛ソロが入ってからの「録んなよばか!」みたいな歌詞と編曲がリンクした文脈とか、うれしいギミックがある。

会心の一撃 / YOASOBI

Producer: 山本秀哉  Arranger: Ayase  Guitar:AssH  Chorus:ぷらそにか (栢本ての、ツバキカヨイ、HALDONA、かんたろう、凪瀞アツヤ、西山晃世)

RADWIMPS トリビュートアルバム「Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-」から。米津玄師の「トレモロ」やヨルシカの「DARMA GRAND PRIX」も好きだったんですが、YOASOBIの「会心の一撃」が特に聴いていておもしろかった。

めちゃくちゃYOASOBIの曲ぽくなってる。カバーでアーティストが自分の色を出すのが好きで…。これだけ大胆にアレンジされているのに、原曲のメロの良さや疾走感はちゃんとあって、RAD節。

あまりにもYOASOBIの色になっているので自然とラスサビ転調を期待してました。原曲にはないのに。1A「今すぐさ」の後や落ちサビ「世界 世界」でG♭が続くところに、1小節だけGを入れてくるの、半音上転調を匂わせるめちゃくちゃ良いフリ。

ぷらそにかのコーラスもいい味していて、2Aや落ちサビはとくに原曲よりスケールが大きい印象を受けます。「世界」だった。

夕焼けと風邪薬 / ubique

Vocal:鎖那  Lyrics/Music/Arrangement:瀬名航

瀬名航と鎖那の音楽ユニットubique、1st EP「solitude」から。8月にシングルで配信されていたけどEPは10月末リリースだから…。

奇しくもこの2人を初めて知ったのはaimaiの歌ってみたで、歌ってみたのカテゴリランキングに入っていて聴いたのが10年前…。10年以上活動している作曲家・シンガーがユニットを結成するのすごい。

EPの曲全部良かったんですけど、「夕焼けと風邪薬」は特に10年前頃の瀬名航ボカロ曲を聴きまくっていた時の気持ちになります。アコギと電子音のバランスがずっと良い。

「誰もきっと悪くはない グレーゾーンだ」って歌詞が良い。現実的です。現実をうまく切り取ったり、そういった視点を持つような曲が最近刺さりがちかもです。

アウトロの転調(+2)のおかげでグッと前向きさが増して終わるのもとても良い。

ク・リ・コ / コンナノコ

AI音楽ぽいので忌避感のある方は自衛してください。

作詞・作曲:Nocco Ellis

リンクシェアページが見つからなかったのでSpotifyで。

コンナノコ、全然情報が出てこないのですが、「100%のAIパワーで誕生!!」と書かれていて、どうやらAIをがっつり使ってるみたいです。ジャケも生成AIぽさがある。声はかなり自然に聴こえて、Spotifyのランダム再生で流れてきてAIだとすぐに気づけなかった。AI曲特有の嫌さがないけど、よく聴くとボカロやオートチューンをかけた人の声とも違うようなニュアンスがあり、変わったイントネーションがあったりする。

メロディやキメの置き方がかなり好みで、こういった音楽がAIから生成されているのがもはや怖いまであります。こういうのもできるようになってるのか~。アニソンぽいポップなダンスミュージックでありつつ、K-Popぽい要素も感じて、あまり頻繁に見ないようなバランスの曲になっているのが面白い。仮にAIがこれを出力したのだとしたらどんな仕組みなのか気になります。さすがに人の手ががっつり入っていてほしい…。作詞作編曲をどこまでAIに任せていて、どこまで人間が介入しているのかわからず、制作についてめちゃ知りたい。

Spotifyディスコグラフィを見たところ、今年アルバムを5枚出しており、めちゃくちゃなペースでリリースしている…。

公式サイトやアメブロ*1での情報発信をやっていて、音楽以外でもアーティストとしてのキャラ作りをちゃんとやっているのがすごい。どういうモチベーションで何者が運営しているんだ…。Nocco Ellis、何者…。

*1:非公式と書いてありますが、個人的にはそういう体でやっているように見えます…。情報がなさすぎて…。

2025年10月 良かった曲

2025年10月のよかった曲です。先月末~今月にリリース(配信開始)された曲を中心に選んでいます。アーティスト名・作家名など敬称略。クレジットはわかる範囲で書きます。

TOKYO / 向田民子

作詞・作曲・編曲:向田民子

向田民子の3rd シングル。一聴して、’90年前後のJ-POP名曲を聴いているときの気分になり、いつの曲だろう?と思ったら今月の曲でびっくり。

向田民子さん、この曲で初めて知ったんですが、めちゃくちゃ良い。去年の11月の1stシングルから、だいたい1年でシングルを3枚出していて、どれも良いです。一貫してちょい昔のJ-POPの雰囲気・音なのもかっこいい。ボーカルの雰囲気(処理?)にはむしろ最近ぽさあって、良いバランスだな~と思いました。他の曲も良い。

「天気: くもりのち晴れ 神宮前に11時にラフォーレ」のところ、かなりグッときました。この詞にハマっていてめちゃくちゃ気持ちいいメロとラフォーレのハモリが最高。ずっと夢の中みたいにふわふわした雰囲気があるんですけど、「神宮前に11時にラフォーレ」の”質感”によって、急に現実と連続した感覚があった。フィルターがかかった雰囲気も曇りぽさがあって合いすぎてる。

この曲、Twitterのおすすめ欄に一瞬現れて消えたんですが、曲名とジャケの雰囲気に漂う良さを見逃さなかったのでたどり着くことができました。つぶやいてくれた人、ありがとう。良い曲ってツイートしたほうがいい。

笑ったり転んだり / ハンバート ハンバート

作詞・作曲・編曲:佐藤良成

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の主題歌。朝ドラの主題歌って良い曲多いですよね。

ふだん速くてコードチェンジの多い曲ばかりを好んで聴いているんですが、たまにこういうゆっくりでシンプルな進行の曲を聴くと、沁みるというか、足りてなかった栄養を摂取した気持ちになれます。

「日に日に世界が悪くなる」「野垂れ死ぬかもしれないね」と歌うけど、曲の雰囲気としてはそれよりすこし明るくて、前向きな諦念を感じます。「笑ったり転んだり」という曲名も、「今夜も散歩しましょうか」で締まるのも、あくまで現実的なのがいい。

ハンバート ハンバートもあまりちゃんとチェックしてなかったな、と思って過去のリリースいくつか聴いてみたんですが、電気グルーヴの「N.O.」をカバーしていてアツいです。この雰囲気でやるんだ、という。

あまのじゃくヒーロー / 3月のパンタシア

作詞:みあ  作曲:瀬尾祥太郎(MONACA)  編曲:堀江晶太、瀬尾祥太郎(MONACA)  Vocal:みあ  Drums:ゆーまお  All Other Instruments:堀江晶太  Mixing Engineer:諏訪桂輔  Recording Engineer:大島花梨  Director:内田亮太  A&R Director:内山 光 

TVアニメ『顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君』のED曲。作詞みあ、作曲瀬尾、編曲堀江瀬尾。もしかして堀江晶太と瀬尾祥太郎が作編曲で並ぶのって初?

みあの歌詞、編曲の堀江晶太で3月のパンタシアらしい曲だけど瀬尾祥太郎がめちゃくちゃ顔を出してくる曲。

サビのコード何?まず5小節目、2拍でさらっと鳴ったけど意外な響きだな~と思って調べたら♭VII7(♭9,13)ってChordWikiに書いてあったけど本当?こんなきれいに鳴るんだ。そして2回し目はコードがめちゃ変わっており、IIIaug/♭VII。16小節もよくわかりません。なんかずっとよくわからないけど良い~。

2B後、あのサビをもう一度聴きたいなと期待していたら2サビキャンセルです。完全にしてやられました。

Dolce Vita / KUROMI

作詞:Daoko  作曲:ケンモチヒデフミ、Daoko  編曲:ケンモチヒデフミ

TOY’S FACTORYからメジャーデビューしたKUROMIの1st EP「KUROMI IN MY HEAD」から。EP各曲のクリエイター陣は結構ガチガチの布陣で、どの曲も良かったです。重盛さと美を呼んでるの、かなり解釈一致でした。

これまでにも曲をリリースしていて、このEPの収録曲も「KUROMI♡Profile」と「OHIRUNE DAY DREAM」はすでに配信されていたみたいです。知らなかった…。サンリオのキャラって音楽活動とかするんだ…。

「Dolce Vita」はケンモチヒデフミとDaokoの作詞作編曲。めちゃくちゃケンモチヒデフミの音であり、めちゃくちゃDaoko節なんですが、合います。KUROMI、子音がはっきり聞こえて、ラップ調の曲が映えるし激しめのトラックにも負けなくて強い。

そういえばサンリオピューロランドでオールナイトイベントやってたらしい。パ音の裏に、ですよ。とlilbesh ramkoとNovel Coreがくるの、すごいイベントだ。ピューロランドってたまに面白そうな音楽イベントやってるけど、いつも終わってから知ってこんなのあったんだ…という気持ちになります。

KUROMIのSpotifyプレイリストもすごい